伊東歌詞太郎 Official Web Site

伊東歌詞太郎 二天一流

二天一流2017年10月4日リリース

溢れ出す君へのメッセージ。届け!

トレードマークのキツネのお面と抜群の歌唱力を武器に、動画投稿サイトの「歌ってみた」カテゴリーで人気が急上昇。
2012年1月10日の動画初投稿から1年も満たないうちに自身の投稿動画は総再生数1,100万回再生を達成。現在の動画総再生数は5,800万回を超える。
更にTwitterフォロワー数は64万人以上!

バラードからロックチューンまで難なく歌いこなす力強い歌唱力と聴く人の心を揺さぶる表現力に魅了された10代~20代の女性を中心にファンが拡大中。
2014年1stアルバム「一意専心」でメジャーデビュー。オリコンウィクリーランキングでは初登場4位を獲得!2015年にリリースした2ndアルバム「二律背反」でもオリコンウィークリーランキングベスト10入りを果たす。

そして、、、2017年。
約2年半ぶりとなる3rdフルアルバムをリリース。今作は10曲全て本人作詞作曲による作品となっている。
シンガーソングライターとしての新境地を切り開いた意欲作!

ジャケット:3rd アルバム二天一流

¥1,944 + 税 [ POCS-1647]

Track

  1. IMAGINE [作詞/作曲:伊東歌詞太郎/編曲:タルタノリキ]
  2. タイムスリーパー [作詞/作曲:伊東歌詞太郎]
  3. 銀河鉄道の夜 [作詞/作曲:伊東歌詞太郎/編曲:れるりり]
  4. 雨ニモ負ケズ [作詞/作曲:伊東歌詞太郎/編曲:ゆりん]
  5. EAT THE WORLD [作詞/作曲:伊東歌詞太郎/編曲:棚橋UNA 信仁]
  6. 鏡の国のアリス [作詞/作曲:伊東歌詞太郎/編曲:nishi-ken]
  7. 誰かと誰かが出会うとき [作詞/作曲:伊東歌詞太郎/編曲:nishi-ken]
  8. S.O.S [作詞/作曲:伊東歌詞太郎/編曲:nishi-ken]
  9. 次は、九段下 [作詞/作曲:伊東歌詞太郎/編曲:棚橋UNA 信仁]
  10. 帰ろうよ、マイホームタウン〜追想〜 [作詞/作曲:伊東歌詞太郎/編曲:棚橋UNA 信仁]
» Read liner notes! «

己の内側から湧いてきた偽りのない言葉にちょっぴり遊び心と皮肉っぽさをプラスして、伝わりやすさと文学性のバランスを取れた 歌詞へと昇華させるのが伊東歌詞太郎のスタイルとするならば、それは今作も間違いなくそうだ。
⟨イマジン/僕らは繋がっていく/いつか地球の裏側まで/手を取り合った君と共に/広がった世界のどこへ行こう⟩と自らの信念と聴き手へのメッセージを高らかに歌うアンセムに、「IMAGINE」というド直球なタイトルを付けるあたり実に彼らしいし、星や宇宙をモ チーフした「銀河鉄道の夜」や宮沢賢治の作品からフレーズや登場人物をたっぷり引用した「雨ニモ負ケズ」でも“歌詞太郎節”は全開だ。
だがその一方で、これまでずっと目指してきた場所をそのままタイトルに冠した「次は、九段下」で歌われるのは、⟨おい!まだ見えてい るんだろう?/だいぶ遠くなったな/いつからか足が動かなくなっていた⟩⟨悔しくて眠れなくて/そんな日もやっぱ歌って/不安や迷いをこの身に刻んで/明るくて少し暗い曲を作り続けて⟩など、思わずハッとさせられるほど弱さを曝け出し、それでも進もうともがく自身の姿である。

3rdアルバム『二天一流』は、伊東歌詞太郎史上最もパーソナリティを生々しく映しながら、最も聴き手の方向へも開かれた作品だ。そのことが、決して順調に誕生したわけではないこのアルバムを、自他共に認める過去最高傑作たらしめている。

タイトルの『二天一流』は、剣豪・宮本武蔵の兵法からとったものだが、これまでも彼は1st『 一意専心』(2014年)、2nd『二律背反』(2015年)と、自身の作品をナンバリングするように四字熟語のタイトルをつけてきた。にもかかわらず今作に“三”を用いなかったのは、今作が自主レーベルからのリリース、つまりインディの環境に身を置くようになったため。誤解の無いように言っておくと、決して前作までがセ ールス的に振るわなかったわけでもレーベルと喧嘩別れしたわけでもなく、あくまで違った環境でトライするべく選んだ道であった。 が、結果として3作目を出すまでには2年半のブランクが空き、メジャーレーベルからのリリースともならなかったことから、あえて今作に は“三”とはつけず、OSのバーションアップなどで用いられる“2.1”と位置付けて、語呂合わせから『二天一流』と名づけたのだ。
とはいっても、この「0.1歩」はとてつもなく大きい。ほぼVocaloid楽曲のカバーで構成された1stから大半をオリジナル楽曲が占める2nd へ、という一歩よりも、はるかに衝撃を受けた。シンガー・ソングライターとして、一人の表現者として、決定的にリアルさを増し飛躍を遂げている。

初ワンマンに「こころ」というタイトルをつけているように、もともと伊東歌詞太郎は心で歌うシンガーだ。が、今作においてのそれはちょっと桁が違う。例えば前述した「次は、九段下」での、スピーカーの前にいる聴き手とその向こう側にある世界へと向けられた、 ⟨届け⟩ という剥き出しの魂そのものの渾身ののような叫びは、どこから生まれたのか。ひとつには前作からのインターバルが空いたこととその 間の環境の変化により生じた渇望が挙げられる。そしてもうひとつ、今作がこれほどエモーショナルな内容になった最大の要因は、彼自 身のフィジカル・コンディション......喉の調子が万全ではないのである。

持ち前の豊かで伸びやかな高音が制限される状況。歌うことを何よりの喜びとし、かつて「歌を歌っていない自分には価値が無い」とまで言い切っていた男が、思うように歌を歌えなくなったという事実。その苦悩は想像に難くない。
また、収録曲には2015年頃から仮歌が存在していた楽曲や、動画サイト上やライブで既に披露されている楽曲も含まれるが、そこでかつての自分の歌声と今のそれとを聴き比べたときに、彼は「こんなにも歌えていたのか」とショックを受けたのだという。立ちはだかる過 去の自分という存在と、一種のアイデンティティ・クライシスに直面しながら、それでも彼は折れなかった。その歌声を待っている人のた め、己のため、歌うことを選んだ。

音域をある程度制限したソングライティングは結果として本質的なグッドメロディを生みだした。過去の歌声がもつ優れた部分を自覚 できたことで、その差異を埋めるべくテクニック的な部分も重視した。日ごとコンディションと向き合い、周囲のスタッフの協力も得なが ら、進行スケジュールのギリギリまで粘ってテイクを重ねた。そしてそれでも足らない部分は心で歌った。
余談だが、宮本武蔵の二刀流は二刀を扱うこと自体を目的としたものではなく、利き腕が使えないときのことを想定し逆の腕でも遜色 なく戦えるように編み出されたものだというから、単なる語呂合わせであったはずのタイトルと今作の制作過程とは、不思議な符合をみせている。

そうして最も産みの苦しみを味わい、万全とは言えない過酷な状況下で作り上げたはずの『二天一流』。なのになぜ、今作に並んだ10の歌は一等星のごとく輝くのだろう。メジャーデビュー以前にインターネットで活動をしていた頃から......いや彼が伊東歌詞太郎になる前にバンドとしてライブハウスで歌っていた頃から、あるいはもっともっと前からの歩みがこの一枚に帰結しているとすれば、それは もしかすると必然なのかもしれない。歌そのものが万全ではないということはつまり『二天一流』は、ずっと彼の表現の真ん中にあり続 けた「心」の部分がこれまでで一番露わになり、存在証明を叫んだ作品にほかならないのだから。
ライブハウスのステージで、PCの向こう側で、全国各地の路上で。これまで彼の歌声は様々なタイミングで多くのリスナーと出会ってきた。これから新たに出会う人たちもいるだろうし、逆に今は離れてしまった人だっているかもしれないけれどその全てに伝えたい。

これは彼の歴史上もっとも正直なアルバムであり、これこそが正真正銘の伊東歌詞太郎だ。

筆者も心から言いたくなった、「届け」と。

文=風間大洋 (音楽ライター)

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